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真実かと聞きてみつれば言の葉を
飾れる玉の枝にぞありける

歌の意味
話を聞き、本物かと思ってみていたら、言の葉でごまかした玉の枝であった
鑑賞
車持の皇子が持参した「蓬莱の玉の枝」がそれを造った工匠たちが褒美として官職に就けると皇子との約束を反故にされたため、かぐや姫に真実を明かし「蓬莱の玉の枝」が精巧につくられた偽物だと露見した。

事実を知ったかぐや姫が詠んだ歌。

身分も遠慮もなく道理を訴えた工匠たちをかぐや姫は「嬉しき人どもなり」と褒美を与えた。
しかし嘘がばれて面子をつぶされた車持ちの皇子に血がでるまで殴られることになった。
作者
出典
竹取物語

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