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駿河なる宇津の山べのうつつにも
夢にも人にあはぬなりけり

歌の意味
駿河の国にある宇津の山あたりでは現実でも夢でも人にあうことはなかった。
鑑賞
九 から衣

東下りの物語の一話。
ある男が自分の身をこの世には不要なものと思い込んで京を離れ東国に住む場所を探すために友としている人を一人二人を連れ立って旅に出た。
歌は駿河の宇津の山あたり(現在の静岡県静岡市と志太郡の境)で出会った修行僧が都にいたときに面識のある人だった。僧は都の詠み人が想いを寄せる人のところへ行くというので手紙として詠んだ歌。

歌ではある人に夢の中でさえも逢うことができず寂しいと詠んでいる。
作者
出典
伊勢物語
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