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思はずはありもすらめどことのはの
をりふしごとに頼まるるかな

歌の意味
あなたは私のことなど、まったく気に掛けないでいるだろうが、あなたの言葉が何かの折にふれるたびに頼りに思えて仕方がない。
鑑賞
五十五 をりふしごとに

ある男が、思いをかけていた女がいた。女を自分のものにすることができなくなって詠んだ歌。

理性では分かっているのだが諦めきれない男の未練が詠まれている。
作者
出典
伊勢物語

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