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芦の屋のなだの塩焼きいとまなみ
黄楊の小櫛もささず来にけり

歌の意味
芦屋の灘の海辺で塩を焼く海人は、製塩の仕事が忙しく暇がないので黄楊(つげ)の櫛もささないで来たことだ。
鑑賞
八十七 つげの小櫛も

 ある男が摂津の国(現在の兵庫県)芦屋の村に領地がある縁故でそこに住んでいた。
 歌は昔の歌で芦屋の里を詠んだもの。

 芦屋の里を紹介を歌で行っている。芦屋の里で製塩を行う者たちは貧しく暇がないほど働いていたと詠んでいる。
 昔の歌は『万葉集』に「石川少朗歌一首」として収録されている「しかのあまは布(め)かり塩焼きいとまなみ髪梳(けずり)の小櫛とりもみなくに」を伊勢物語の作者が歌詞を改めて記した。
作者
出典
伊勢物語
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