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ちりをだにすゑじとぞ思うさきしより
いもとわがぬるとこ夏のはな

歌の意味
咲いてからずっと、塵さえも置くまいと思っている。愛しい人と供に寝るように大切にしてきた花だ。
鑑賞
巻第三 夏歌

 隣家からとこなつの花をもらいたいと使いをよこしたので、惜しんでこの歌を詠んで与えた歌。

 隣の家の人から花を欲しいと申し出られて、断るために詠まれた。歌からもよほど大切に育てた花であることがわかる。人に欲しがられるのであるから美しく咲いたのだろう。

 「とこ夏のはな」は、なでしこの事。
作者
凡河内みつね
出典
古今和歌集
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