古典和歌stream
表題
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雨月物語
わすれても汲みやしつらん旅人の
高野の奥の玉川の水
歌の意味
旅人がこの玉川の流れには毒があるということを、忘れて汲み飲んだりしてしまうのではなかろうか、それが心配だ。高野の奥にある玉川の水を
鑑賞
巻三 仏法僧
弘法大師が詠んだとされる歌。大師が旅人を命運を心配し思いやった心の表現ととれる。
高野山で夜通し経をあげていた夢然たち親子が出会ったのは関白秀次の一行だった。
作者
上田 秋成
出典
雨月物語
その他の歌
松の尾の峯静かなる曙にあふぎて聞けば仏法僧啼く
鳥の音も秘密の山の茂みかな
くるしくもふりくる雨か三輪が崎佐野のわたりに家もあらなくに
春たてば花とや見らむ白雪のかかれる枝にうぐひすぞなく