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色よりもかこそあはれとおもほゆれ
たが袖ふれしやどの梅ぞも

歌の意味
色よりも香りの方がしみじみと趣深く思える。この宿の梅はいったい誰が袖をふれて、その移り香を残し伝えたのであろうか。
鑑賞
巻第一 春歌上

梅の芳香と移り香との関係を詠んでいる。
良い香りを、どのような高貴な人の移り香かと想定している。
作者
よみ人しらず
出典
古今和歌集

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