- 歌の意味
- めずらしい声ではなにのに、ほととぎすの声は何年聞いても飽きないものだ。
- 鑑賞
-
巻第七 賀歌
尚侍が右大将藤原定国の四十歳の賀宴のときに、四季の絵が描いてあった後ろの屏風に書いた歌の中で夏の歌
屏風の夏の絵に描いてあったホトトギスを詠んだ歌。桜を見るのも同じように何年もホトトギスの鳴き声を飽きることのなく良いと思えるという意味である。
「ここらの年」は多年、何年もという意味。
- 作者
- 紀とものり
- 出典
- 古今和歌集
- 前の歌
- 山たかみくもゐに見ゆるさくら花 心の行きてをらぬ日ぞなき
- 次の歌
- 住の江の松を秋風吹くからに こゑうちそふるおきつ白波