古典和歌stream
表題
-
古今和歌集
野辺ちかくいへゐしせればうぐいすの
なくなるこゑはあさなあさなきく
歌の意味
野辺の近くに住んでいるので毎朝毎朝うぐいすの鳴く声を聞く。
鑑賞
巻第一 春歌上
人里はなれた野辺に住む人が、だれもが待ちかねている春の訪れを告げるうぐいすの鳴く声を朝ごとに聞く喜びを実感をこめて歌っている。
作者
よみ人しらず
出典
古今和歌集
その他の歌
うぐいすの谷よりいづるこゑなくば春くることをたれかしらまし
春たてど花もにほはぬ山ざとはものうかるねに鶯ぞなく
かすがのはけふはなやきそわか草のつまもこもれり我もこもれり
み山には松の雪だにきえなくに宮こはのべのわかなつみけり