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ももちどりさへづる春は物ごとに
あらたまれども我ぞふり行く

歌の意味
たくさんの鳥が楽しげにさえずる春は、見るもの聞くものすべて新しくなるけれど、私だけが春が来るたびに古くなっていく。
鑑賞
巻第一 春歌上

老いを嘆く歌。春になればすべてのものがよみがえる時に、一年ごとに年を重ねることが嘆かわしく思われる。
作者
よみ人しらず
出典
古今和歌集

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