- 歌の意味
- 私の方に心をよせると言ってらっしゃるという、三芳野の里で私をたよりにしているお嬢さんを、いつの日にか忘れてましょうか。忘れることはありません。
- 鑑賞
-
十 たのむの雁も
ある男が武蔵の国まで当てもなく旅をし、その国に住んでいる娘に求婚した。
歌は結婚を申し込んだ娘の母からの「みよし野のたのむの雁もひたぶるに君が方にぞよると鳴くなる」への男が返歌として詠んだ歌。
当時はこのような色恋に際しての歌のやりとりを風流としていた。
- 出典
- 伊勢物語
- 前の歌
- みよし野のたのむの雁もひたぶるに 君が方にぞよると鳴くなる
- 次の歌
- 忘るなよほどは雲ゐになりぬとも 空ゆく月のめぐり逢ふまで