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ほととぎすながなくさとのあまたあれば
猶うとましく思ふ物から

歌の意味
ほととぎすよ、お前が鳴く里が多くあるので心惹かれるが、疎ましく思える。
鑑賞
巻第三 夏歌

 ほととぎすを女にたとえて多くの場所で鳴くことで女の多情を表現して詠んでいる。
 『伊勢物語』四十三段にも収録されている。
作者
よみ人しらず
出典
古今和歌集

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