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夏山にこひしき人やいりにけむ
声ふりたててなく郭公

歌の意味
夏の山に恋しい人が籠もってしまったのだろうか、ほととぎすが声をふりしぼって鳴いている。
鑑賞
巻第三 夏歌

 寛平の御時の后宮で歌合に番(つが)われた歌。

 ほととぎすを人に見立てて、ほととぎすがしきりに鳴く理由を恋しい人を慕ってのことだろうかと推測して詠んでいる。

作者
紀秋岑
出典
古今和歌集
前の歌
くるるかと見ればあけぬるなつのよを あかずとやなく山郭公
次の歌
こぞの夏なきふるして郭公 それかあらぬかこゑのかはらぬ