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くるるかと見ればあけぬるなつのよを
あかずとやなく山郭公

歌の意味
日が暮れるかと思えば、すぐ明けてしまう夏の夜を飽き足りないと鳴くのだろうか、あの山のほととぎすは。
鑑賞
巻第三 夏歌

 寛平の御時の后宮で歌合に番(つが)われた歌。

 夏の夜の短さを嘆くのはほととぎすだけでなく、女のもとを訪れた作者もだろう。
作者
みぶのただみね
出典
古今和歌集

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