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こぞの夏なきふるして郭公
それかあらぬかこゑのかはらぬ

歌の意味
鳴いているのは去年の夏、よく鳴いていたほととぎすだろうか、それとも別のほととぎすだろうか。鳴き声が少しも変わっていない。
鑑賞
巻第三 夏歌

 ほととぎすの去年と変わらない鳴き声に去年の夏の思い出が呼び起こされるのだろう。「こゑのかはらぬ」に作者の感情を感じる。
作者
よみ人しらず
出典
古今和歌集

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