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郭公人まつ山になくなれば
我うちつけにこひまさりけり

歌の意味
ほととぎすが人を待つ山で鳴いているのであるから、私は急に人恋しさがつのった。
鑑賞
巻第三 夏歌

 山でほととぎすの鳴いたのを詠んだ歌。

 ほととぎすの鳴き声を聞いていると、人恋しくなったと詠んでいる。理由もなくもの悲しい気持ちにさせるのだろう。

 「まつ山」は松山という地名と見る向きもあるが未詳。
作者
紀貫之
出典
古今和歌集

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