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霧立ちて雁ぞ鳴くなる片岡の
朝の原は紅葉しぬらむ

歌の意味
霧が立ち、雁が鳴いてる。片岡の朝の原の木々は紅葉しているだろう。
鑑賞
巻第五 秋歌下

 霧が立ち込めて雁が鳴いている秋の景色によって、作者がかつて見た片岡の朝の原の紅葉に思いを馳せている歌。

 「片岡の朝(あした)の原」は現在の奈良県北部葛城郡香芝町のあたり。
作者
よみ人しらず
出典
古今和歌集

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