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花見つつ人まつ時は白妙の
袖かとのみぞあやまたれける

歌の意味
花を見ながら人を待っている時は、白い衣服の袖かと見間違えてしまった。
鑑賞
巻第五 秋歌下

 菊の花のもとで一人の人が誰かを待っている州浜を見て詠んだ歌。

 白い菊の花を待っている人の袖ではないかと見誤ったという意味の歌。現実には見間違うことはないだろうが、待ち焦がれるあまりに錯覚したというところか。
作者
紀とものり
出典
古今和歌集

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