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夏の夜はまだよひながらあけぬるを
雲のいづこに月はやどらむ

歌の意味
夏の夜はまだ宵であると思っているうちに明けてしまう。雲のどこかに月は宿をかりているのだろうか。
鑑賞
巻第三 夏歌

 月の美しかった夜の明け方に読んだ歌。

 夏の夜の短さを詠んでいる。やや誇張した表現だが、月が西に沈むまえに日がのぼってくるので、雲のどこかに隠れて休んでいるのだろうと推測している。
作者
深養父
出典
古今和歌集

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