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我が来つる方も知られずくらぶ山
木々の木の葉の散るとまがふに

歌の意味
自分が来た方角さえ分からなくなってしまう。暗いという名の「くらぶ山」では、木々の木の葉が散り乱れているので。
鑑賞
巻第五 秋歌下

是貞親王家の歌合せに番われた歌。

自分が歩いてきた方角が分からないほど、木の葉が散っている情景が詠まれている。
「くらぶ山」は暗部山(闇部山)と書かれ、現在の京都市北部にある鞍馬山の古称である。
作者
藤原敏行朝臣
出典
古今和歌集

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