- 歌の意味
- 万年までの長寿を松に託してお祝っていることである。その千歳の恩顧のもとで暮らそうと思っているので。
- 鑑賞
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巻第七 賀歌
吉岑経也の四十歳の年賀のときにその娘に代わって詠んだ歌。
「君をいわひつる」の「つる」は完了形の助動詞だが、長寿の象徴としての「鶴」の意味も持たせている。日本画の伝統的な画題でもある松と鶴は縁起の良いもので、繁栄と長寿を願う歌となっている。その娘も父親の恩恵に授かって長く穏やかに暮らしていくだろうと娘の穏やかな暮らしも願っている。
- 作者
- 素性法師
- 出典
- 古今和歌集
- その他の歌