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雪の内に春はきにけりうぐひすの
こほれる涙今やとくらむ

歌の意味
雪がまだ降っているのに、もう春が来てしまった。 冬の間じゅう凍っていた鶯の涙は、今はもうとけているであろうか。
鑑賞
巻第一 春歌上 二条后の初春をよまれた御歌。 まだ凍りつく寒さでも、立春と聞くだけで春を近くに感じる。 凍っていた鶯の涙もとけて、もうすぐ鳴き始めるだろう。 春にさきがけて鳴く鶯にいちはやく春を感じる。 二条后の勅勘が許されないうちに年を越えた意を含むという。
作者
藤原高子
出典
古今和歌集
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