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今ぞ知るくるしものと人待たむ
里をばかれずとふべかりけり

歌の意味
なかなか来ない人を待つのが苦しいものだと今こそよく分かった。だから人が待っているであろう場所は訪問すべきだった。
鑑賞
四十八 今ぞ知る

ある男が旅立って行く人に送別の宴をしようと思い待っていたが、その人は来なかった。
歌は宴をしようと待っていた男が詠んだ。

この歌は『古今集』雑下に収録され、詞書(和歌や俳句の前書き)に在原業平の歌として、紀利貞が阿波に赴任する時に宴を開こうとしたが、夜ふけても紀利貞は現れなかったと記されている。
業平が自らを戒めるように詠まれているが、用意した送別の席に現れなかった非礼を咎めているようにも読み取れる。
作者
出典
伊勢物語
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