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梓弓おしてはるさめけふふりぬ
あすさへふらばわかなつみてむ

歌の意味
春雨が今日、あたり一面に降った。明日も一日降れば若菜が摘めるだろう。
鑑賞
巻第一 春歌上

梓弓を押して張る日常生活を序詞として春雨を点出し、しとしととあたり一面に降る春の雨の情景をおして降るとつづけ、「今日振りぬ明日さへ」と時間の経過を読み込んでいる。
作者
よみ人しらず
出典
古今和歌集

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