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天雲のよそにも人のなりゆくか
さすがに目には見ゆるものから

歌の意味
空の雲のように、あの人は遠く無関係になってゆくのか。無縁とは言っても私の目には姿が見えるのに。
鑑賞
十九 あまぐもの

男が出仕していた女のところで、女房として仕えていた人と知り合って情を交わしたが、間もなく別れた。
男は完全に女への関心を失っていたが、女にはまだ未練が残っていた。

歌は女が男に向けて詠んだ。
作者
出典
伊勢物語

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