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表題
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伊勢物語
思はずはありもすらめどことのはの
をりふしごとに頼まるるかな
歌の意味
あなたは私のことなど、まったく気に掛けないでいるだろうが、あなたの言葉が何かの折にふれるたびに頼りに思えて仕方がない。
鑑賞
五十五 をりふしごとに ある男が、思いをかけていた女がいた。女を自分のものにすることができなくなって詠んだ歌。 理性では分かっているのだが諦めきれない男の未練が詠まれている。
出典
伊勢物語
その他の歌
いかでかは鳥のなくらむ人知れず 思ふ心はまだ夜深きに
行きやらぬ夢路をたのむ袂には 天つ空なる露やおくらむ
わが袖は草の庵にあらねども 暮るれば露のやどりなりけり
恋ひわびぬ海人の刈る藻にやどるてふ 我から身をもくだきつるかな