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おもふどち春の山辺にうちむれて
そこともいはぬたびねしてしが

歌の意味
気心のあったもの同士、春の山辺を連れ立って歩き回り、どこへ行くと何も決めずに旅寝をしたいものだ。
鑑賞
巻第二 春歌下  春の歌として詠んだ歌。  気の合った友人同士で遠くへ出かける。現在ではどうという事でもないが、当時は現実ばなれした空想だったのだろう。自由へのあこがれが詠まれている。
作者
素性法師
出典
古今和歌集
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