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あききぬとめにはさやかに見えねども
風のおとにぞおどろかれぬる

歌の意味
秋が来たと目にははっきり見えなくとも、吹く風の音に秋が来ていると気付かされる。
鑑賞
巻第四 秋歌上

 立秋の日に詠んだ歌。

 立秋と言っても、まだ暑く景色も秋には程遠い夏の日に風の音に秋が来ていると気付かされたと作者が感じた秋の気配を率直に詠んでいる。
作者
藤原敏行朝臣
出典
古今和歌集

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