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山里は冬ぞさびしさまさりける
人目も草もかれぬと思へば

歌の意味
山里は冬になると寂しさが増してくる、人も訪れず草も枯れると思えば。
鑑賞
巻第六 冬歌

 冬の歌として詠んだ歌。

 百人一首にも収録されている歌。
 山中の人が住む場所は冬になれば木の葉も落ちて一面が枯れ色になった情景が詠まれている。

 「かれぬ」は人が離(か)ると枯れるの掛詞である。
作者
源むねゆきの朝臣
出典
古今和歌集

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