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消ぬがうへに又も降りしけ春霞
立ちなばみ雪まれにこそ見め

歌の意味
雪が解けない上にさらに降り敷いてくれよ、春霞が立つようになれば雪を見るのは稀になるだろうから。
鑑賞
巻第六 冬歌

 春になると雪を見ることができなくなるため雪よ、もっと降ってくれと雪を愛でる気持ちを詠んでいる。春を待ちわびる気持ちとは別に寒かろうと美しい白雪をもっと見ていたいという思いに共感できる。
作者
よみ人しらず
出典
古今和歌集

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