我が宿の尾花が末に白露の
置きし日よりぞ秋風も吹く
- 歌の意味
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我が家の庭の尾花の穂先に白露が置いたその日から、秋風も吹き始めたことだ。
- 鑑賞
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巻第五 秋歌下 462
詞書は前の歌に続き「題しらず」
露を詠む一連の二首目である。我が家の尾花の穂先に白露が置いた日から、秋風も吹き始めたと詠む。詞書は前の歌に続いて題しらずで、詠まれた事情は記されていない。
作者は奈良時代の歌人で、大伴旅人の子であり、中納言に至った。
場面は初秋、場所は作者の家の、尾花の生える庭である。
直接の契機は伝わらない。
初句「我が宿の」の「宿」は、自分の家、またその庭である。
二句「尾花が末に」の「尾花」はすすきの穂、「末」は穂先である。
三句「白露の」は、四句の「置きし」の主語を示す。前歌の第四百六十一首の草葉の露から、庭の尾花の露へと移っている。
四句「置きし日よりぞ」の「し」は過去の助動詞「き」の連体形、「ぞ」は強意の係助詞で、露が置いたまさにその日から、と日を限って強める。
結句「秋風も吹く」は、「ぞ」の結びとして連体形「吹く」で結ぶ。「も」は、露に加えて秋風も、の意で、露の置くことと秋風の吹くことを秋の訪れのしるしとして並べる。露が先に秋を告げ、秋風がそれに続くという順序に見どころがある。初句「我が宿の」は第四百六十四首の三句にも用いられ、同じく家の庭の草に置く露が詠まれる。
やど:自分の家、またその庭
をばな:すすきの穂
すゑ:草木の先端、穂先
- 作者
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大伴家持
- 出典
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新古今和歌集
- その他の歌
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