いつの間に空の気色の変はるらん
はげしき今朝の木枯らしの風
- 歌の意味
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いつの間に空の様子がこれほど変わったのだろう。激しく吹く今朝の木枯らしの風よ。
- 鑑賞
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巻第六 冬歌 569
詞書は前の歌に続き「題しらず」
落葉を詠む一連の十七首目である。今朝の激しい木枯らしの風に、いつの間に空の様子が変わったのだろうかと驚く。詞書は前歌から続き題しらずで、詠まれた事情は記されていない。
作者は摂津国の住吉社の神主を務めた津守氏の歌人である。
場面は初冬の朝、場所は木枯らしの吹く空の下である。
直接の契機は伝わらない。
初句「いつの間に」は、気づかぬうちに、の意で、変化への驚きから歌が始まる。
二句「空の気色の」は、空の様子をいう。
三句「変はるらん」は、変わったのだろうか、の意で、「らん」は現在推量の助動詞である。初句の「いつの間に」と呼応して疑問を表し、ここで切れる三句切れである。
四句「はげしき今朝の」は、激しく吹く今朝の、の意である。二句の「気色」と「はげしき」とで「けしき」の音が重ねられ、空の変化と風の激しさが音の上でも結び付けられている。
結句「木枯らしの風」は体言止めで、空の気色を変えたものを最後に示す。木枯らしは木の葉を吹き散らす冬の初めの強い風であり、前歌の森の柏木がまばらになった景を受けて、その葉を散らす風が詠まれている。
けしき:様子、ありさま
こがらし:秋の末から冬の初めに吹き、木の葉を散らす強い風
- 作者
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津守国基
- 出典
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新古今和歌集
- その他の歌
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