- 歌の意味
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住吉の神が私の歌の道を守るのならば、君をも守るだろう。住吉の松よ、その齢を君に譲れ。
- 鑑賞
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巻第七 賀歌 739
詞書「千五百番歌合に」
歌枕の松に寄せて祝う一連の一首目である。住吉の神が私の歌の道を守るならば君をも守るだろう、住吉の松よ、その齢を君に譲れと詠む。詞書によれば、千五百番歌合での歌である。
作者は藤原俊成の子で、『新古今和歌集』の撰者の一人である。
場面は時期を定めない祝いの景、場所は住吉の社の松のもとである。
直接の契機は、後鳥羽院が催した千五百番歌合への出詠である。
住吉は摂津国の歌枕で、住吉の神は和歌の神として歌人に崇敬された。
初句「我が道を」は、私の道を、の意で、ここでは作者が携わる和歌の道を指す。
二句「守らば君を」は、守るならば君を、の意である。「ば」は未然形に付いて仮定を表す。和歌の神である住吉の神が歌の道を守ることを前提とする。
三句「守るらん」は、守るだろう、の意で、ここで意味が切れる三句切れである。二句と三句に「守る」を重ね、歌の道の守護から君の守護へと理屈をつなぐ。
四句「齢は譲れ」の「譲れ」は命令形である。長寿の松に呼びかけ、その齢を君に譲るよう求める。
結句「住吉の松」は体言止めで、呼びかける相手を最後に置く。住吉の神の加護と松の長寿を一首に取り合わせる。次歌の第七百四十首も「高砂の松」を詠み、歌枕の松の歌が続く。
みち:ここでは和歌の道
よはひ:年齢。寿命
- 作者
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藤原定家
- 出典
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新古今和歌集
- その他の歌
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