- 歌の意味
- 住吉の沖の白波が、風が吹くと打ち寄せてくる浜を見ると、なんと清らかなことよ。
- 鑑賞
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巻第七 雑歌 1158
詞書は前の歌に続き「摂津にて作る」
風が吹くと沖の白波が寄せてくる住吉の浜を眺め、その清らかさを讃える一首である。白波の寄せる浜の明るく清らかな景が、素直な詠嘆によって表されている。
住吉を詠む歌の一首で、次歌とともに住吉の浜に寄せる波を讃えている。作者は未詳である。
初句「住吉の」は、摂津の住吉をいう。
二句「沖つ白波」は、沖に立つ白波をいう。
三句「風吹けば」は、風が吹くと、の意である。
四句「来寄する浜を」は、寄せてくる浜を、の意。二句の「白波」が寄せてくる主体となる。
結句「見れば清しも」は、見ると清らかなことよ、の意。「も」は詠嘆を表す。
おきつしらなみ:沖に立つ白波
- 出典
- 万葉集
- 前の歌
- 時つ風吹かまく知らず吾児の海の 朝明の潮に玉藻刈りてな
- 次の歌
- 住吉の岸の松が根うちさらし 寄せ来る波の音のさやけさ