- 歌の意味
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毎朝、水際に張った氷を踏み分けて、わが君にお仕えする道は、畏れ多く尊いものだ。
- 鑑賞
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巻第十六 雑歌上 1578
詞書「百首歌奉りし時」
冬を詠む一連の二首目である。毎朝、水際の氷を踏み分けて君に仕える道は畏れ多く尊いと詠む。詞書によれば、後鳥羽院に百首歌を奉った折の歌である。
作者の「土御門内大臣」は源通親である。源雅通の子で、後鳥羽院の近臣として重んじられ、内大臣に至った。
初句「朝ごとに」は、毎朝、の意である。日々欠かさず出仕することを示す。
二句「汀の氷」は、水際に張った氷をいう。前歌の凍った山川の水を受け、冬の氷を詠む。
三句「踏み分けて」は、氷を踏み分けて、の意である。冬の朝の出仕の厳しさを示す。
四句「君に仕ふる」は、わが君にお仕えする、の意である。
結句「道ぞかしこき」は、係助詞「ぞ」を受けて連体形「かしこき」で結ぶ係り結びである。寒さをいとわず仕える道の尊さを述べ、冬の景物に忠勤の心を託している。
かしこし:畏れ多い。尊い
みぎは:水際
- 作者
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源通親
- 出典
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新古今和歌集
- 前の歌
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山川の岩行く水も氷して ひとり砕くる峰の松風
- 次の歌
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君が代にあふくま川の埋もれ木も 氷の下に春を待ちけり