はつはつに人を相見ていかにあらむ
いづれの日にかまた外に見む
- 歌の意味
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ほんのわずかにあなたにお逢いして、この先どうなるのだろう。いつの日にか、またよそながらでもお見かけできるだろうか。
- 鑑賞
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巻第四 相聞 701
詞書「河内百枝娘子の大伴宿祢家持に贈る歌二首」
河内百枝娘子が大伴家持に贈った二首の最初の歌である。ほんのわずかに逢っただけで、この先どうなるのか、いつかまたよそながらでも見ることができるだろうかと思い悩む。
作者の河内百枝娘子は、伝未詳の女性で、大伴家持と歌を交わした。
初句「はつはつに」は、わずかに、ほのかにの意である。
二句「人を相見て」は、あなたに逢っての意である。
三句「いかにあらむ」は六音の字余りで、どうなるのだろうの意である。ここで切れる三句切れである。
四句「いづれの日にか」は、いつの日にかの意で、「か」は疑問を表す。
結句「また外に見む」は、またよそながら見るだろうかの意となる。
よそ:離れた所。直接関わらない所
- 作者
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河内百枝娘子
- 出典
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万葉集
- 前の歌
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かくしてやなほや罷らむ近からぬ 道の間をなづみ参ゐ来て
- 次の歌
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ぬばたまのその夜の月夜今日までに 我れは忘れず間なくし思へば