- 歌の意味
- 冷淡にしているであろう人を、片思いで私は思っているので、つらいことだ。
- 鑑賞
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巻第四 相聞 717
詞書は前の歌に続き「大伴宿祢家持の娘子に贈る歌七首」
つれなくしているであろう相手を片思いで思うのはつらいことだと嘆く歌である。
作者の大伴家持は、大伴旅人の子で、万葉集の編纂に深くかかわったとされる歌人である。のちに中納言に至った。
初句「つれもなく」は、冷淡に、そっけなくの意である。
二句「あるらむ人を」の「らむ」は現在推量で、しているであろう人をの意となる。
三句「片思に」は、片思いでの意である。
四句「我れは思へば」は、私は思うのでの意である。
結句「わびしくもあるか」は、つらいことだの意で、「か」は詠嘆である。
かたもひ:片思い
- 作者
- 大伴家持
- 出典
- 万葉集
- 前の歌
- 夜昼といふ別き知らず我が恋ふる 心はけだし夢に見えきや
- 次の歌
- 思はぬに妹が笑ひを夢に見て 心のうちに燃えつつぞ居る