我が恋は千引の石を七ばかり
首に懸けむも神のまにまに
- 歌の意味
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私の恋の重さは、千人で引くほどの大岩を七つほども首に懸けるようなものだが、それも神の御心のままだ。
- 鑑賞
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巻第四 相聞 743
詞書は前の歌に続き「さらに大伴宿祢家持の坂上大嬢に贈る歌十五首」
恋の重苦しさを、千人がかりで引く大岩を七つも首に懸けるようなものだと、大胆な誇張で表す歌である。それも神の御心のままであり、受け入れるほかないと結んでいる。
作者の大伴家持は、大伴旅人の子で、万葉集の編纂に深くかかわったとされる歌人である。のちに中納言に至った。
初句「我が恋は」は、私の恋はの意である。
二句「千引の石を」は、千人で引くほどの大岩をの意である。
三句「七ばかり」は、七つほどの意である。
四句「首に懸けむも」は、首に懸けるのもの意である。
結句「神のまにまに」は、神の御心のままにの意で、恋の重荷を運命として受け入れる思いを示して結ぶ。
ちびきのいは:千人で引くほどの大きな岩
- 作者
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大伴家持
- 出典
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万葉集
- 前の歌
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一重のみ妹が結ばむ帯をすら 三重結ぶべく我が身はなりぬ
- 次の歌
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夕さらば屋戸開け設けて我れ待たむ 夢に相見に来むといふ人を