白雲のたなびく山の高々に
我が思ふ妹を見むよしもがも
- 歌の意味
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白雲のたなびく高い山のように、背伸びをして待ち望むほどに私が思う妹に、逢う手立てがあればよいのに。
- 鑑賞
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巻第四 相聞 758
詞書は前の歌に続き「大伴田村家の大嬢の妹坂上大嬢に贈る歌四首」
白雲のたなびく高い山を序として、背伸びして待ち望むほど思う妹に、逢う手立てがあればよいのにと願う歌である。
左注によれば、田村大嬢と坂上大嬢はともに大伴宿奈麻呂の娘で、父が田村の里に住んだことから姉は田村大嬢と呼ばれ、妹は母の坂上郎女が坂上の里に住んだことから坂上大嬢と呼ばれた。このとき姉妹は歌を贈り合って安否を問うたという。
作者の大伴田村大嬢は、大伴宿奈麻呂の娘で、坂上大嬢の異母姉にあたる。
初句「白雲の」は、白雲のの意である。
二句「たなびく山の」は、たなびく山のの意で、初句と合わせて三句の「高々に」を導く序詞となる。
三句「高々に」は、背伸びして待ち望むさまを表す。
四句「我が思ふ妹を」は、私が思う妹をの意である。
結句「見むよしもがも」の「もがも」は願望で、逢う手立てがあればよいのにの意となる。
よし:手立て、方法
- 作者
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大伴田村大嬢
- 出典
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万葉集
- 前の歌
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遠くあらばわびてもあらむを里近く ありと聞きつつ見ぬがすべなさ
- 次の歌
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いかならむ時にか妹を葎生の 汚なきやどに入りいませてむ