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吉野川巌と栢と常磐なす
我れは通はむ万代までに

歌の意味
吉野川の巌と柏とが永遠に変わらないように、私は通い続けよう、万代の後までも。
鑑賞
巻第七 雑歌 1134

詞書は前の歌に続き「芳野にて作る」
 吉野川のほとりの巌や柏のように変わることなく、万代までも吉野に通い続けようと誓う一首である。永遠不変のものにたとえて、吉野への讃美と奉仕の誓いとを表している。
 前歌と同じく吉野を永遠に訪れようと誓う歌で、二首が並んで吉野讃美の歌群を締めくくる。結句「万代までに」は本巻の第千百十四首と同じである。作者は未詳である。

 初句「吉野川」は、奈良県南部を流れる川である。
 二句「巌と栢と」は、川辺の巌と柏と、の意。いずれも変わらぬもののたとえで、「栢」はカシワのこととも、コノテガシワのことともいう。
 三句「常磐なす」は、永遠に変わらない岩のように、の意。「常磐」は常に変わらない岩をいう。
 四句「我れは通はむ」は、私は通い続けよう、の意で、「む」は意志を表す。
 結句「万代までに」は、万代の後までも、の意。第千百十四首と同じ結句で、永遠の誓いを表す。

ときは:永遠に変わらない岩。転じて永久不変
いは:大きな岩
出典
万葉集
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すめろきの神の宮人ところづら いやとこしくに我れかへり見む
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