馬並めて今日我が見つる住吉の
岸の埴生を万代に見む
- 歌の意味
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馬を並べて今日私が見た住吉の岸の埴生を、万代までも見続けよう。
- 鑑賞
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巻第七 雑歌 1148
詞書は前の歌に続き「摂津にて作る」
仲間と馬を並べて訪れ、今日見た住吉の岸の美しい埴生を、万代までも見続けようと讃える一首である。旅先の名所を永遠に見ようと誓う、土地讃美の歌である。
本巻の第千百四十六首が住吉の岸の埴生を「見むよしもがも」と願ったのに対し、この歌では実際に見た喜びを詠み、願望と実見とが対応する配列となっている。初句「馬並めて」は本巻の第千百四首と同じである。作者は未詳である。
初句「馬並めて」は、馬を並べて、の意。第千百四首の初句と同じで、連れ立っての遊覧を表す。
二句「今日我が見つる」は、今日私が見た、の意である。
三句「住吉の」は、摂津の住吉をいう。
四句「岸の埴生を」は、第千百四十六首の四句と同じ句で、住吉の名物の埴生をいう。
結句「万代に見む」は、万代までも見よう、の意。「む」は意志で、永遠の讃美を表す。
はにふ:衣を染める赤や黄の粘土、またその産地
- 出典
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万葉集
- 前の歌
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暇あらば拾ひに行かむ住吉の 岸に寄るといふ恋忘れ貝
- 次の歌
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住吉に行くといふ道に昨日見し 恋忘れ貝言にしありけり