- 歌の意味
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大汝と少御神の二柱の神がお作りになった妹背の山を見るのは、まことによいことだ。
- 鑑賞
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巻第七 雑歌 1247
詞書は前の歌に続き「羈旅にて作る」
国作りの神である大汝と少彦名の二神がお作りになったという妹背の山を見るのは、まことにすばらしいと讃える一首である。神代の国作りの伝承と結びつけて、妹背山を神聖な景として讃えている。
左注に「右の四首は柿本朝臣人麻呂の歌集に出づ」とあり、この歌から四首が柿本人麻呂歌集所出の歌である。妹背の山は本巻の第千百九十三首、第千二百八首から第千二百十首にも詠まれている。
初句「大汝」は、大国主神の別名で、国作りの神である。
二句「少御神の」は、少彦名神のことで、大汝とともに国作りをしたと伝える。
三句「作らしし」は、お作りになった、の意。尊敬の助動詞「す」の連用形に過去の「し」が付いた形である。
四句「妹背の山を」は、紀伊の妹山と背山を、の意である。
結句「見らくしよしも」の「見らく」は「見る」のク語法で、見ることはよいことだ、の意。「し」は強意、「も」は詠嘆を表す。
おほなむち:大国主神の別名。国作りの神
すくなみかみ:少彦名神。大汝とともに国作りをしたと伝える神
- 出典
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万葉集
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