- 歌の意味
- このごろの明け方の露に、我が家の秋の萩原は色づいたことだ。
- 鑑賞
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巻第十 秋雑歌 2213
詞書は前の歌に続き「黄葉を詠む」
このごろの明け方の露にあたって、家の秋の萩原が色づいたことに気づく歌である。本巻の第二千百八十二首とほぼ同じ内容で、そこでは萩の下葉が色づいたのに対し、この歌は萩原全体の色づきを詠んでおり、二首は類歌の関係にある。
初句「このころの」は第二千百八十二首と同じ初句である。
二句「暁露に」は明け方の露にの意で、第二千百八十二首と同じ句である。
三句「我が宿の」は私の家のの意である。
四句「秋の萩原」は秋の萩の原の意である。
結句「色づきにけり」の「けり」は気づきの詠嘆である。
あかとき:夜明け前のまだ暗いころ
はぎはら:萩の生い茂った原
- 出典
- 万葉集
- 前の歌
- 雁がねの寒く鳴きしゆ春日なる 御笠の山は色づきにけり
- 次の歌
- 夕されば雁の越え行く龍田山 しぐれに競ひ色づきにけり