秋萩の枝もとををに置く露の
消かもしなまし恋ひつつあらずは
- 歌の意味
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秋萩の枝もたわむほどに置く露のように、いっそ消えてしまおうか。こうして恋い続けているくらいなら。
- 鑑賞
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巻第十 秋相聞 2258
詞書は前の歌に続き「露に寄す」
秋萩の枝もたわむほどに置く露のように、恋い続けるくらいならいっそ消えてしまおうかと嘆く歌である。本巻の第二千二百五十四首、第二千二百五十六首と同じ下の句をもち、上の句で露の置く様子を替えた類歌の三首目である。秋雑歌の第二千百七十首の「秋萩の枝もとををに露霜置き」と同じ上の句の表現を用いている。
初句「秋萩の」は秋萩のの意である。
二句「枝もとををに」の「とをを」は枝がたわみしなう様子を表し、第二千百七十首と同じ句である。
三句「置く露の」は置く露のようにの意で、上の句は「消」を導く序となっている。
四句「消かもしなまし」は第二千二百五十四首と同じ句である。
結句「恋ひつつあらずは」は第二千二百五十四首と同じ結句である。
く:消える
- 出典
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万葉集
- 前の歌
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露霜に衣手濡れて今だにも 妹がり行かな夜は更けぬとも
- 次の歌
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秋萩の上に白露置くごとに 見つつぞ偲ふ君が姿を