- 歌の意味
- 旅の道に出で立って別れてきた日から思っていると、忘れる時がない。
- 鑑賞
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巻第十二 羇旅発思 3139
詞書は前の歌に続き「羇旅に思ひを発す」
旅に出て別れてきた日から、恋人を忘れる時がないと歌う。別れの日を起点として、絶え間ない思いを述べている。
作者は未詳である。巻第十二は「古今相聞往来歌類之下」と題され、名の伝わらない人々の恋の歌を部立ごとに収めている。
初句「玉桙の」は、「道」にかかる枕詞である。
二句「道に出で立ち」は、旅の道に出で立って、の意である。
三句「別れ来し」は、別れてきた、の意である。
四句「日より思ふに」は、その日から思っていると、の意である。
結句「忘る時なし」は、忘れる時がない、の意である。
たまほこ:「道」にかかる枕詞
いでたつ:旅立つ
- 作者
- 作者未詳
- 出典
- 万葉集
- 前の歌
- 年も経ず帰り来なむと朝影に 待つらむ妹し面影に見ゆ
- 次の歌
- はしきやししかある恋にもありしかも 君に後れて恋しき思へば