み雪降る越の大山行き過ぎて
いづれの日にか我が里を見む
- 歌の意味
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雪の降る越の大山を通り過ぎて、いつの日に私の故郷を見ることができるだろうか。
- 鑑賞
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巻第十二 羇旅発思 3153
詞書は前の歌に続き「羇旅に思ひを発す」
雪の降る越の国の大山を越えて遠く旅をしていく身から、いつの日に故郷を見られるのかと案じる歌である。北国の雪深い山が、故郷から遠く隔たる旅の厳しさを印象づけている。
作者は未詳である。巻第十二は「古今相聞往来歌類之下」と題され、名の伝わらない人々の恋の歌を部立ごとに収めている。
初句「み雪降る」は、雪の降る、の意で、「み」は美称である。
二句「越の大山」は、越の国の大きな山の、の意で、どの山を指すかについては諸説がある。
三句「行き過ぎて」は、通り過ぎて、の意である。
四句「いづれの日にか」は、いつの日に、の意で、「か」は疑問を表し、結句の連体形「む」で結ぶ。
結句「我が里を見む」は、私の故郷を見ることができるだろうか、の意で、遠い北国への旅から故郷を思う心を表している。
こし:越の国、北陸地方
さと:故郷、里
- 作者
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作者未詳
- 出典
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万葉集
- 前の歌
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玉かつま安倍島山の夕露に 旅寝えせめや長きこの夜を
- 次の歌
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いで我が駒早く行きこそ真土山 待つらむ妹を行きて早見む