君が家の池の白波磯に寄せ
しばしば見とも飽かむ君かも
- 歌の意味
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あなたの家の池の白波が磯に繰り返し寄せるように、たびたびお会いしても、飽きるようなあなただろうか。
- 鑑賞
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巻第二十 雑歌 4503
詞書は前の歌に続き「二月、式部大輔中臣清麻呂朝臣の宅にして宴する歌十五首」
あなたの家の池の白波が磯に寄せるように、たびたび会っても飽きるあなただろうかと、主人清麻呂を讃えた一首である。左注によれば、右中弁大伴家持の作である。前歌の「磯」を受けて池の波へと景を広げ、波の寄せる繰り返しに会う回数を重ねている。
作者の大伴家持は大伴旅人の子で、この時は右中弁であった。
初句「君が家の」はあなたの家のの意で、主人清麻呂の邸を指す。字余りである。
二句「池の白波」は庭の池に立つ白波である。
三句「磯に寄せ」は磯に寄せるの意で、初句から三句までが「しばしば」を導く序詞である。前歌の結句の「磯」を受けている。
四句「しばしば見とも」はたびたび会ってもの意で、序詞の波の繰り返しから会う回数へと転じている。
結句「飽かむ君かも」の「かも」は反語で、飽きるようなあなただろうか、いや飽きないと結ぶ。
しばしば:たびたび
- 作者
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大伴家持
- 出典
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万葉集
- 前の歌
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梅の花咲き散る春の長き日を 見れども飽かぬ磯にもあるかも
- 次の歌
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うるはしと我が思ふ君はいや日異に 来ませ我が背子絶ゆる日なしに