うるはしと我が思ふ君はいや日異に
来ませ我が背子絶ゆる日なしに
- 歌の意味
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立派な方だと私が慕うあなたは、日ごとにいっそう、おいでください、我が友よ、絶える日もなく。
- 鑑賞
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巻第二十 雑歌 4504
詞書は前の歌に続き「二月、式部大輔中臣清麻呂朝臣の宅にして宴する歌十五首」
立派だと慕うあなたは、日ごとにいっそう、絶える日なくおいでくださいと、主人として客の家持に来訪を願った一首である。左注によれば主人中臣清麻呂の作である。前歌で家持がたびたび会っても飽きないと讃えたのに応じ、それならば毎日でも来てほしいと親愛を返している。
作者の中臣清麻呂は中臣意美麻呂の子で、この時は式部大輔であった。
初句「うるはしと」は立派だとの意で、家持を讃える語である。
二句「我が思ふ君は」は私が慕うあなたはの意で、客の家持を指す。
三句「いや日異に」は日ごとにいっそうの意である。
四句「来ませ我が背子」の「ます」は尊敬で、おいでください我が友よと呼びかける。ここで句切れとなる。
結句「絶ゆる日なしに」は絶える日もなくの意で、倒置によって来訪の願いを強めて結ぶ。前歌の「しばしば」に応じている。
ひけに:日ごとに。日増しに
- 作者
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中臣清麻呂
- 出典
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万葉集
- 前の歌
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君が家の池の白波磯に寄せ しばしば見とも飽かむ君かも
- 次の歌
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磯の裏に常呼び来住む鴛鴦の 惜しき我が身は君がまにまに