- 歌の意味
- 迷いながら過ごしてきた過去の悔しさに、今日は泣く泣くわが身を恨むことだ。
- 鑑賞
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雑歌 867
詞書「懺悔業障といふ事を」
題「懺悔業障」は、悟りの妨げとなる悪業を悔い改めることをいう。迷いながら過ごしてきた過去を悔しく思い、今日は泣く泣くわが身を恨む、と詠み、自らの罪業を懺悔する心を述べている。
初句「惑ひつつ」は、迷いながら、の意である。
二句「過ぎける方の」は、過ごしてきた過去の、の意である。
三句「悔しさに」は、悔しさのために、の意で、題の「懺悔」に当たる。
四句「泣く泣く身をぞ」の「ぞ」は係助詞で、結句の「恨むる」と係り結びをなしている。
結句「今日は恨むる」は、今日はわが身を恨む、の意で、係助詞「ぞ」の結びの連体形で結ぶ。
ごつしやう:悟りの妨げとなる悪業
- 作者
- 西行
- 出典
- 山家集
- 前の歌
- 雲雀立つ荒野に生ふる姫百合の 何につくともなき心かな
- 次の歌
- 朝日待つほどは闇にや迷はまし 有明の月の影なかりせば