- 歌の意味
- 里人が大幣や小幣を立て並べて、馬形を結びつけて祭る野辺になったことだ。
- 鑑賞
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雑歌 1008
詞書は前の歌に続き「題しらず」
里人が大幣や小幣を立て並べ、馬形を結びつけて神を祭る野辺になった、と詠む。幣や馬形を用いた村の祭りの情景を描いている。馬形は、生きた馬の代わりに神に奉った馬の形の作り物である。
初句「里人の」は、里の人々の、の意である。
二句「大幣小幣」の「幣」は、神に捧げる幣帛で、大きなものと小さなものをいう。
三句「立て並めて」は、立て並べて、の意である。
四句「馬形結ぶ」の「馬形」は、神に奉る馬の形の作り物である。
結句「野辺になりけり」は、野辺になったことだ、の意で、「けり」の詠嘆で結ぶ。
ぬさ:神に捧げる幣帛
うまかた:神に奉る馬の形の作り物
- 作者
- 西行
- 出典
- 山家集
- 前の歌
- 近江路やのちの旅人急がなん やす河原とて遠からぬかは
- 次の歌
- いたけもる海人見る時になりにけり えぞかけ島を煙籠めたり